先日デジタルハリウッド大学の4階のエントランスホールに納品したProVRドームを、大学の卒業制作展の開催に合わせ、1つ下のフロアにある展示会場に移設する。ということで、急遽技術指導という名のお手伝いに行ってきました。
引越しの基本「通り道の確認」をしたところ、エレベーターよりも階段の方が空間的に余裕がある。ということで、なるべく大きなパーツに分割して、複数人で手持ちで階段で移動する事になりました。。。が、人がいない。というのは、手伝ってくれる人自体が卒業生なので、自分の卒制に忙しい〜ということで、なるべく作者の学生(女性)と僕の2人で分割するところだけは進めておこう、ということになり作業開始。
作業中、ちょうど見学者(学生)が来たのでお願いし、ドームの上のフタ部分を外して持っていくことに。
難しいかと思っていましたが、結構自由に形が変えられるので、ボートみたいな形に折り目に沿って変形させて、階段室や廊下をクリア。目的の場所に持って行けたのでした。
実はココが段ボールドームならではのポイントで、都合3分割して運んだのですが、見ての通り軽いので女性も含めて2人で持てちゃう軽さがすごいです。まあとても薄い段ボールで出来ているので当然といえば当然ですが、これが本格的なハードシェルのドームや、フレームタイプの幕スクリーンタイプのドームではできない芸当。それに、もし移動途中に破けたり折れたりしても、パーツ単位で差し替えれば良いだけのこと。この辺りは大きな訴求ポイントかと思いました。
比較的楽だ〜と感じた学生君たちは、残りのドームを左右2つに分割し、一気に移動させちゃいましょう〜くらいの勢い。その勢いに任せ、声を掛け合いながら段ボールが破けることもなく、余計な折り目をつけてしまう事もなく、無事3階の指定場所に移動できたのでした。。で、その途中写真が無いのは、一言「手が離せなかったから」。
ちなみに分解〜移動〜組立に掛かった時間は1時間ちょっと。もっと掛かると思っていた同大学の杉山さんも驚く早さで作業終了です。僕的にも。最小で3つに分ければ運べちゃうことが分かった、貴重な1日でした。