でっかいサッカーボールを作ってみよう!

でっかいサッカーボールを作ってみよう!
全て同じ大きさの1辺が30cmの正方形の段ボール板30枚で作る「でっかいサッカーボール」を作ります。
出来上がりの大きさは直径が約115cmくらいで、大体小学校の1年生の背丈と同じです。
では「でっかいサッカーボール」を、早速作ってみましょう。
※この記事は2011年12月8日にmakedoのブログに掲載したものの転載です。


この大きなサッカーボール。
今年の頭に作りネットで公開してから、世界中のMaker(makedoでモノ作りを楽しむ人達のこと)が作ることを楽しんで共有してくれています。
ぜひ、これを見て作った皆さんも、どんどんwebに公開して「楽しい!」を共有してください。
※最後に幾つかリンクを張っておきますね。

使う材料

  • 段ボール。※なるべく厚さが同じ物が理想。
    30cm四方の正方形が取れる段ボールであれば、箱を開いた物等でもOKです。
    ※今回は、比較的きれいな段ボール板を使っています。
  • makedoのコネクターとストッパーをそれぞれ60個

必要な道具

  • 長い定規
  • カッター(お子様が使う際は、保護者の監督のもとに使用ください)
  • カッターマット(30cm四方の正方形を切り出せる大きさのもの)
  • えんぴつ
  • makedoツール(穴開け付きのノコギリ)
  • makedoヒンジ

測る

dome2_21-640x386
開いた段ボールや、入手した段ボール板から、1辺が30cm四方の正方形を切り出すために、定規と鉛筆で印を付けます。

切り出します

でっかいサッカーボールを作ってみよう!
1辺が30cm四方の正方形を30枚切り出します。
※組み立て途中や、完成して遊んでいて壊れる場合に備えて、少し多めに切り出しておくことをお勧めします。
※当たり前ですが、手を切らない様に気を付けてくださいね。

穴を開け

でっかいサッカーボールを作ってみよう!

makedoのヒンジを使って、切り出した正方形の4隅に開ける穴の位置を定めます。
写真の様に位置合わせをして、makedoツール(ノコギリ)の穴開けを使って穴を開ける位置を合わせます。

組み立てます(1/5)
でっかいサッカーボールを作ってみよう!
ここから組み立てが始まります。
上のイラストの1段目にあたる部分を組み立てます。

でっかいサッカーボールを作ってみよう!

最初に、ボールを組み立てる所に5角形になる様に5枚の段ボール板を配置し、makedoで留めます。
この時、makedoのコネクターの先端が、ボールの内側に向く様にします。
これで、1段目は完成です。

組み立てます(2/5)
でっかいサッカーボールを作ってみよう!
上のイラストの2段目にあたる部分を組み立てます。

でっかいサッカーボールを作ってみよう!
1段目で組んだ段ボール板でできた3角形を閉じる様に、四角いダンボール板を1枚ずつ留めます。5個の3角形ができます。

組み立てます(3/5)
でっかいサッカーボールを作ってみよう!でっかいサッカーボールを作ってみよう!

上のイラストの3段目にあたる部分を組み立てます。

でっかいサッカーボールを作ってみよう!
2段目で組んだ段ボール板でできた5角形を閉じる様に、四角いダンボール板を2枚ずつ留めます。また、同時に、上向きの三角形が生じる箇所があるので、その三角形の頂点も留めます。5個の5角形と5つの三角形ができます。

組み立てます(4/5)
でっかいサッカーボールを作ってみよう!
上のイラストの4段目にあたる部分を組み立てます。

でっかいサッカーボールを作ってみよう!
3段目で組んだ段ボール板でできた5角形を閉じる様に、四角いダンボール板を1枚ずつ留めます。
※写真は、その少し先の5段目にも手を掛けてしまっています。ご了承ください。

組み立てます(5/5)
でっかいサッカーボールを作ってみよう!

上のイラストの5段目(最後の段)にあたる部分を組み立てます。

でっかいサッカーボールを作ってみよう!

4段目で組んだ段ボール板でできた5角形を閉じる様に、四角いダンボール板を1枚ずつ留めます。

でっかいサッカーボールを作ってみよう!

最上部の集まった段ボールを、5つの3角形を作る様に留めると同時に、5角形が一番上に誕生します。

完成
でっかいサッカーボールを作ってみよう!

これで完成です。
使い古しの段ボールを使うと、クタクタのボールができるかもしれません。
新品のダンボール板を使うと、キレイなボールができるかもしれません。いろいろなボールができたら、近くの広場や公園などの安全で広い場所で転がしてみてください。
想像以上に楽しいです。

一度組み上げたボールをバラバラにして、コンパクトにまとめてカバンに入れ、公園などに行ってから組み立てるといいですよ。

また、このボールは軽いので、風が吹くと自然と動き出すかもしれません。どこかに行ってしまわない様に、見ておいて欲しいのはもちろん、自然の力で動く造形も楽しんでくださいね。
ちなみに…中に子供が入って走っちゃうと、ほんと一瞬でバラバラになります!
それが「面白い!」という人もいるみたいですよ。

そうそう、いろんな人達が作り&楽しみ&SHAREし始めた「でかサッカーボール」。
その例をいくつか紹介しておきますね。
Artplay workshop
Ball

ではでは、Enjoy Makedo!!

メモ
上記「でかサッカーボール」を作るには、makedo(大)がオススメ。
このキットには、でかサッカーボールを作るのに十分な数(それぞれ73個)のコネクターとストッパーが含まれています。makedo(大)の購入はこちら。
※でかサッカーボールを作るのに必要なコネクターとストッパーは、それぞれ60個。

Tips
ちなみに、こういった多面体の造形をするのにmakedoは便利です。
構造的には、ピンという可動する継ぎ手として機能するためです。
ただし素材上&機構上、構造体など大きな荷重がかかる場合には利用いただけません。ですので、こうした遊具的な利用や仮設的な空間などへの利用が考えられ、特に空間系のプロトタイピングに有効と思われます。
※実際に、僕も各種イベント系のドームなどに活用してみています。

また、makedoのストッパーを2重にすると、多少の無理が利く場合があります。せっかく組んだ空間で「チチっ」とかいうストッパーが抜けそうな音が聞こえた場合は、その場所のmakedoのストッパーを、もう一つ追加してみてください。