東京の池袋にある”あうるすぽっと“で、8/12まで開催されていた『あうるのまちのあそびば』で本濃研太さんの手で巨大な桃と化した、200%拡大されたペーパードームのFreeドームです。(サムネイル 写真撮影:星ひかる)
具体的にはFreeドームとして公開しているPDF(このページ最下部にリンク有)のサイズをそのまま2倍に拡大して、大きな段ボール板から切り抜いて合体させつつ〜補強や、より有機的な表現をするために”虫食い穴みたいな丸い開口部”や”熟し具合を醸し出す着色”など施されて、アートとして組み上がった『桃』ドームです。面白いのは、ペンキで着彩することで強度もUPしている点。
この『桃』の大きさは、直径4mで高さは2.4m。
使ったダンボールの大きさは180cm x 90cmサイズ。それらをFreeドームのPDFのサイズをそのまま2倍にしてカッターで1枚ずつ切り出して、ペンキで着彩(ローラー塗装です)。組み立てながら、強度や形を検証しつつ上から更にダンボールを重ね貼りしたり、虫食い穴を想起させる丸い開口部を設けながら形にしていきます。
最初こそドームっぽいですが…全体が組み上がる時には立派な『巨大な桃』です(笑)。
桃全体に散りばめられた「虫食い穴」は、天井からの光を桃の床面にリズミカルに投影し、またその反射が黄色い桃の内部で再反射し〜と、奥行きのある表現を実現しています。このアイデア&表現手法は秀逸ですね。
残念ながら、展示期間は終了してしまったのですが…
いつもカチッと正確な形状を求められるペーパードームにばかり接していた自分には、今回あうるすぽっとさんに送っていただいた写真は、新しいペーパードームの使い方(アプリケーションともいいます)として衝撃的なものでした。
よし自分でも作ってみよう!という方は、Freeドームの作り方(PDF)がmake道場のHPからダウンロードできるのでご活用ください。(簡単なアンケートにお答えいただきます)
なお写真中で使われているダンボール同士の接合にはmakedoが使われています。